TVアニメ「#平家物語」
第六話「都遷り」
フジテレビ「+Ultra」にてまもなく25:00〜放送
ほか各局でも順次放送
兄上と資盛が心配して清盛のとこに行くびわについていってくれるの良い兄さんたちやんか、、
びわに物の怪鎮めるために琵琶弾いてもらおうとしたのか。
怪しくない文覚wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
「富士川」
その夜の夜半辺り、富士の沼に、いくらも群れ居たりける水鳥どもが、
何にか驚きたりけん、一度にばつと立てる羽音の、大風、雷なんどのやうに聞こえければ、
実際富士川では平家軍は撤退している。平家物語では鳥の羽音を敵襲と思って逃げたとされているが、その史実性は危うく、創作とするのが通説。
昔夜中に田んぼの中を歩いていたら、水鳥が水面をたたく音がいきなりしてめっちゃビビったことがあるので、富士川の戦いの時の平氏の気持ちも少しわかる(適当)
6話。重盛の子らとびわ、束の間の平穏に笛の音が染み渡る。でも平家、清盛はもののけにうなされるほど世の恨みを買ってしまったんだなぁ。維盛みたいな優しく穏やかな人々は戦乱の世に翻弄されるばかりだ。徳子が報われたのも巨大なフラグにしか見えん…。でも頼朝が頼りなさ過ぎて笑った。
6話
“水鳥の羽音”で敵襲と勘違いし、混乱の中戦場から逃亡する平家軍を謳う「富士川の戦い」。
2話で維盛が飛び立つ鳥に驚く場面はこの6話への伏線。アニメならではの”人の言動”と”史実”を繋ぐ演出も面白く、1人の人間の”臆病さ”と平家軍の”衰え”という繋がりを持たせたのも見事だと思った。
「#平家物語」6話、清盛の命で福原遷都が強行される。資盛・清経・びわの3人は海岸で戯れ月を眺めて日々を過ごす/東国で源頼朝が挙兵、一度は敗走するが再挙する。清盛は怒り維盛を総大将に立てて追討軍をさしむけるが、富士川を挟んで源氏の大軍勢に相対した平家軍は戦わずして潰走する
6話感想
“戦いの話は月を曇らせる”
波の音で泣く安徳天皇から映される陰る月はこの先の戦いひいては平家の未来を暗示してる様
重盛亡き後、皆奮闘してる中それに気付かない清盛に立ち込める”暗雲”、上手にいた琵琶法師が下手に位置したこと含め平家の終わりが少しずつ見え諸行無常を感じる
6話
青海波を舞った維盛
木材から作る屋敷と笛と琵琶は大切な者の象徴だが、流罪で絶たれる不安がよぎる。水鳥の羽音に恐れをなし、恐怖の波が打ち寄せても、心に巣くった物の怪を白刃で振り払う。山と海に守られた福原京に反して、山と海に苦しむ維盛は幾許の勇を鼓せば満ち足りるのか。
びわ「維盛の舞がみたい!」
兄上「私も戦えるように変わらねばならぬのだ!!」
優しく穏やかな性格の維盛兄上が必死になって松の木に泣きながら素振りしてるの見るだけでつらいな…
コメント
早すぎた首都機能移転・・・
頼朝が鎌倉を拠点にしたのと同じように、守りやすく海に面して交易の利もある福原遷都は、現代の知識で考えれば決して間違いじゃないんだよなあ
京は寺社はじめしがらみ多すぎるし守りづらいし
でもこの時点では「前例」が少なすぎた(最後の首都機能移転は794うぐいす平安京のほぼ400年前だからなあ)
海外の事例になるがミャンマーの首都はネピドー(2006年から、なお日本の外務省内では“ネーピードー”と言う表示になっている)であるがこれも軍絡みの政局によるものらしい……。インドネシアは現首都はジャカルタであるが首都があるジャワ島の気候による天災と交通渋滞の酷さや地盤沈下からカリマンタン島にあるヌサンタラに2024年に遷都予定ですね。
今回の補足。
とは言っても「鎌倉殿の13人」と見事にかぶっているのであっち見てると説明不要というものも少なくない。義朝のしゃれこうべ(ガイコツ)持ってきた「文覚」って坊さんとかね。
・富士川の戦い
これは「平家物語」なので、兵数や羽音に驚いて敗走というのは「原作通り」。
実際は、兵数はお互い十分の一かそれ以下、平家が(この年は飢饉)兵数集められずに撤退したというのが妥当と考えられている。事実、大敗というのに平家側の武将は誰も討ちとられていない。
また「源頼朝の軍勢」となっているが主力は甲斐(今の山梨県)の甲斐源氏、武田信義の軍勢だった。
・平家側の二人
忠清・・・伊藤忠清。藤原氏。伊勢に所領持っていたので「伊勢の藤原氏」伊藤。長く平家のために戦い続けたこの時代屈指の武将。保元の乱で鎮西八郎為朝と直接戦い弟を射殺されてる。頼朝(義経)に負け続けたように描かれているが、それ以外ではかなり勝ってる。以前の回で比叡山が強訴していた時神輿に矢を射てしまって重盛が心を病むが、その矢を射たのがこの忠清と言われている。前回の宇治橋の戦いでも活躍。
実盛・・・斎藤実盛。藤原氏。元は源氏の、頼朝の叔父さん「義賢」に従って関東にいたが、頼朝のとーちゃん義朝とにーちゃん義平に義賢が攻め滅ぼされて義朝の配下となる(その際に義賢の遺児を助けているがそれがのちの木曽義仲)。義朝が平治の乱で敗死すると清盛に仕える。坂東武士をよく知っているのでその強さをああだこうだ説明したというのはこれも「原作通り」。
清盛が、頼朝に対して「命を助けてやった恩も忘れて!」と激怒するところ
怒るのはまったくもって当然なのだが
実際は、清盛は平治の乱で打ち破った義朝の子供たちを、ほとんど助命している
義朝本人は敗走中に部下に裏切られて殺された
義朝の長男義平は、京に戻って清盛の命を狙ったので捕らえて処刑した
次男朝長は負傷がもとで死亡
それ以外の、「3頼朝、4義門、5希義、6範頼、7全成、8義円、9義経」らの男子はみな流罪か仏門入りですませている
正直なところ、実の父と弟たち6人を処刑した義朝、初陣で叔父を責め殺した義平をはじめ身内同士で殺し合ってる河内源氏の方がこの時代的には異常なのである
その源氏が天下を取った次の世では、政争で敗れた側が「族滅」する事例が続発することに・・・何がいいのか悪いのか
追記
頼朝は挙兵し生き残ったので清盛が激怒したが
実は同じ時、土佐に流されていた「5希義まれよし」も頼朝に呼応して挙兵しようとして、こちらは失敗し討たれている
ちなみに義朝の子供たちのその後(有名すぎる頼朝、義経は除く)
4義門→若くして病死
5希義→上述の通り
6範頼→生ませた女性がほぼ行きずりだったので存在を認識されておらず隠れて育ち、頼朝に合流し活躍する(地味だが)
7全成→醍醐寺に入れられていたが以仁王の令旨が届くと脱走し頼朝に合流、実は一番最初に頼朝の元に来た兄弟であり、かなり波瀾万丈な人生を送り、日本史にも影響を及ぼしている
8義円→こちらも京にいたが逃れて頼朝に合流、叔父行家が兵を挙げたので援軍に赴くが戦死(27歳)
義朝が近親者を殺す羽目になったのは信西のせいでもあるけどね
それでも、本当にやりたくなかったら助命はできたはずなんだよね
でも河内源氏は身内で殺し合うの当たり前だったから・・・為義にしても関東で勢力広げる義朝が邪魔で排除しようとしてたから・・・(義朝の弟、義賢の方に肩入れしてた)
今回は、「笛」が興味深かった
いわゆる「旋律」はなく、和音も西洋音楽のように整えられているわけではなく不協和音もけっこうあるのに
不思議と調和して聞こえ、いい雰囲気が醸し出される
日本での最後の遷都は1868年京都(平安京)から東京(江戸を改称)とされている。清盛の寝室が中国ぽくなっているのも貿易を独占していた事を示す描写かな?
さて、頼朝が出てきたがこちらは北条家がついたからねぇ……富士川の戦いでは水鳥(サギかな?)が一斉に飛び立った原因が源氏が夜襲する際にうっかり水鳥が一斉に飛び立った説もあるが……今回の魚が跳ねたと言う説も十分ある、水辺に集まる虫を食べる為にね……
遷都じゃなくて奠都だけどな明治のは
それもあって、日本は「国号(国の名前)」「国家元首」「首都」のいずれも、明文で規定していないという世界でも珍しい国になっている・・・
そういうのを明確にせず曖昧にしておくという習性は、致命的な内戦や国家分断を招かないための民族の知恵というものだろうか
ほんと、大河とアニメとで同時に同じ時代の物語をやるなんて偶然、そうはないよね
どちらの頼朝も笑えるキャラになってるのがこれまたw
>清盛ってびわの存在知ってたんだレベルなんだけど…何の用だ?
これはさすがに・・・重盛の隣にいて、清盛に罵声浴びせてつかみかかってきた童子だぞ(一応男装)
大河とアニメ、源氏と平家、それぞれの視点からの物語のおかげで、相乗効果がすごい。
すこし疎い時代でもあるので、それぞれに感謝。
大河とアニメに加え、現在の京都新聞(を含む複数の日刊紙)連載小説「茜唄」も平家物語だよ。これも「平家物語」を編み出す物語でその回想の形で平知盛を主人公とした源平合戦が展開する。
京都新聞の連載では今まさに最終決戦の壇ノ浦の戦いが佳境に入ったところ。
この頼朝はコミカルじゃなくて無能で愚鈍な馬鹿にしか見えないだろ
カリスマ性の欠片もないビビリだし歴史上の人物を馬鹿にしすぎ
大泉洋の頼朝はカッコよさもカッコ悪さも両方ある
一緒にするな
まさにネットスラングのこれを贈る
「お前が思うならそうなんだろう お前にとってはな」
そうか、わかったぞ!
この物語のオチは女版 琵琶法師になるとみた!
信長は資盛の子孫自称して敦盛舞ってたんだよなぁ
しかし、大河大河うるさい奴が多い。
別のものとして見られないのだろうか。
別のものとして見た上で、「同じ時代の話をこっちはこう描いててあっちじゃこう描いてる!」と比べて楽しんでるんだよ?