絵里「安心してる場合じゃないわ。生徒が入ってこない限り、廃校の可能性はまだあるのよ」
海未「嬉しいです! まともなこと言ってくれる人がやっと入ってくれました!」
秋葉原、神田、神保町の3つの街の狭間にある伝統校・国立音ノ木坂学院。
これは、廃校の危機に陥った学院を救うために立ち上がった9人の少女たちの物語である。
穂乃果「50位? すごいぃぃぃ!!」
ここ数日でμ’sのランクが50位に跳ね上がり、更には絵里が加わったことで女性ファンが急増していた。
所変わって、ここは秋葉原にあるスクールアイドルショップ。
ここでは、A-RISEを始めとする数多くのスクールアイドルグッズが販売されている。
ことり「あの…ここに私の生写真があるって聞いて…あれはダメなんです。今すぐ無くしてください」
その時、穂乃果たちはメイド服を着たことりと出くわす。
秋葉原の伝説のメイド・ミナリンスキー。
ことりのもう一つの顔である。
それはμ’sとして活動を始めて間もない頃、秋葉原でメイドのバイトにスカウトされた彼女は、人前に出るのが苦手で自信の持てない自分を変えるべくその誘いを引き受けたのである。
穂乃果「意外だなぁ、ことりちゃんがそんなこと悩んでたなんて」
絵里「皆、そうなのかも知れないわね。自分のことが優れてるなんて思ってる人はほとんどいないってこと。だから努力するのよ、皆」
穂乃果「海未ちゃんは私のこと見て、もっと頑張らなきゃって思ったことある?」
海未「数えきれないほどに。ことりと穂乃果は私の一番のライバルですから」
親友でも何らかの形で競い合うライバルになるかも知れない。
穂乃果たちはそう感心するのだった。
μ’sはアイドルファンの聖地である秋葉原でゲリラライブを行うことを考え出した。
そして、このゲリラライブで披露する曲の作詞は秋葉原の街をよく知ることりが務めることとなった。
穂乃果「やった方がいいよ、ことりちゃん」
海未「ことりならきっといい歌詞が書けると思います」
ことりの作詞はなかなか進まず、たちまちスランプ状態に陥ってしまっていた。
ことり「はぁ…やっぱり私じゃ…」
…その時である!
穂乃果「ことりちゃん、こうなったら一緒に考えよう。とっておきの方法で」
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!
ことりちゃん可愛いよぉぉぉぉぉ!
(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)(・8・)
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穂乃果「ことりちゃん、やっぱりここにいると違うね、別人みたい!」
ことり「なんかね、この服を着るとできるっていうか、もし自分を変えようとしてもこの街なら受け入れてくれる。そんな気持ちにさせてくれるんだ。だから好き」
【Wonder zone】
秋葉原のゲリラライブで披露された楽曲。
秋葉原への進出を意識したシンセが前面に出たテンポの速い仕上がりになっている。
この曲の作詞はことりが担当しており、悪戦苦闘の中、メイドカフェの仕事を手伝う穂乃果たちの協力でようやく完成した。
畑氏はことりの雰囲気を出すのに苦戦したために作詞に最も苦労した曲とされているが、これは作中でことりが作詞に苦戦するシーンに反映されていると思われる。
こうして、秋葉原でのゲリラライブは大成功に終わり、これによってμ’sの知名度はたちまち上がっていくことになった。
穂乃果「上手くいって良かったね」
ことり「皆がいてくれたから、皆で作った曲だから」
ことり「あのさ…私たちって…いつまで一緒にいられるのかな…」
穂乃果「ずーっと一緒! だってこの先ずっと、ことりちゃんと海未ちゃんと一緒にいたいって思ってるよ! 大好きだもん!」
ことり「うん、ずっと一緒にいようね」
穂乃果たちが交わした変わらぬ友情。
だが、その陰でことりの元に届いた一つの知らせ。
果たして、それは一体何なのか?
まだ誰も知らなかった…。
(つづく)
時にほのキチと言われることもあるけど、穂乃果が元来持つパワーを信頼するだけでなく”自分も負けない力を持てるように努力する”んだよね。ことりちゃんも海未ちゃんも
【次回予告】
夏休みの中、ラブライブ!に向けて合宿を始めたμ’s。
そして、束の間の息抜きの中、9人はより結束力を高めていく。
次回、ラブライブ!
『先輩禁止!』
お楽しみに。
無茶振りではあったけど結果的に自信のなかったことりちゃんに成長を促したり、次回の合宿回でもチーム間の壁を壊そうとしたり、えりち達の加入がちゃんと前向きに働いてるんだよね……🍫
今回はことり回だったのう
しかもラストに向けての爆弾が投下された・・・・
てことり殿は今回のラストから11話までずっと悩んでおったのか・・・
さて前回加入したえりちじゃが、眉毛がつり上がっておらず、可愛い表情であった。
次から絵里ちゃん・穂乃果呼びになるのじゃな。
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