亜里沙「穂乃果さん、私たちの服」
雪穂「完全に気付いてなかったよね」
穂乃果「ごめん、言いそびれた。2人ともすっごく似合ってる、ファイトだよ!」
所変わって、部室。
にこ「じゃあ、行くわよ!」
やがて室内に灯りが灯されるとそこに映し出されたものは…
にこ「優勝の証よ!」
遂にμ’sは第2回ラブライブ!の王者の座を掴み取ったのである。
こころ「すごいです!」
ここあ「きれーい」
虎太郎「ういなー」
花陽「私たち、勝ったんだよね」
凛「優勝にゃー!」
真姫「もう、まだ言ってるの?」
にこ「ねぇねぇ、本当だったでしょ!?」
にこの母「おめでとう」
にこの母「でも…これ、全部あなたの私物!?」
にこ「いや…」
にこの母「発つ鳥跡を濁さず! 皆さんのためにも全部片付けていきなさい!」
真姫「ところで穂乃果、行かなくていいの? 生徒会役員は式の前、2時間前に生徒会室集合って、海未に言われてなかったっけ?」
穂乃果「あああああ!!」
海未「それで、送辞の方はちゃんと完成したのですか?」
穂乃果「うん、それはバッチリ!」
ことり「本当!?」
穂乃果「ポケットに入ってるから、2人に見てよ」
ことり「穂乃果ちゃんらしいね!」
穂乃果「えへへ、みんなも協力してね」
穂乃果「希ちゃん」
希「あっ、穂乃果ちゃん、どう?」
穂乃果「すっごい似合う! 希ちゃん髪綺麗だよね」
希「そんなに言われたら照れるやん!」
穂乃果「でも、ホントにそう思うよ」
希「ありがとう」
穂乃果「心配事?」
絵里「ううん、ただ、ちょっとだけ昨日アルバムを整理してたら、生徒会長だった頃の事を思い出してね。私、あの頃何かに追われてる様な感じで、全然余裕がなくて、意地ばかり張って、振り返ってみると私、みんなに助けられてばっかりだったなって」
絵里「ほほ、穂乃果!?」
穂乃果「絵里ちゃん、私たちがラブライブ!に間に合わない時こうやって受け止めてくれたよね? 私たちも同じだよ。生徒会長になって、ここにいて絵里ちゃんが残していったものを沢山見た」
穂乃果「希ちゃん!」
希「やっぱりここやったんやね」
絵里「希!」
穂乃果「また後で」
絵里「大きくなったわね」
希「そうやね、もう立派な生徒会長やね」
理事長「音ノ木坂学院は、皆さんのおかげで来年度も新入生を向かい入れることが出来ます。心よりお礼と感謝を述べると共に、卒業生の皆さんが、輝かしい未来に向けて羽ばたくことを祝福し、挨拶とさせていただきます。おめでとう」
穂乃果「送辞、在校生代表、高坂穂乃果。先輩方、ご卒業おめでとうございます。実は昨日まで、ここで何を話そうかずっと悩んでいました。どうしても、今想っている気持ちや、届けたい感謝の気持ちが言葉にならなくて、何度書き直しても上手く書けなくて、それで気付きました」
凛「モノは言いようにゃぁ」
花陽「でも、ここに何もなくなっちゃったら、ちょっと寂しくなるね」
にこ「アイドル研究部なんだから、次の部長が家にあるものを資料として持ってくれば良いでしょ?」
凛「次の部長?」
真姫「そういえば、決めてなかったわね」
凛「言ったにゃー!」
穂乃果「え…あぁっ!」
凛「にゃあああああ!」
ことり「最後って言ったらジュース1本って約束だよ!」
穂乃果「えぇぇぇぇっ!」
希「さ、これでもう必要なことは全部終わったね。じゃあ、ウチらはそろそろ行こっか」
穂乃果「えっ、もう行っちゃうの?」
絵里「せっかくだし、校舎を見て回ろうと思って」
穂乃果「じゃあ、私たちも行くよ! だってほら、この9人でってのは、これが最後だし…あれ?」
海未「考えてみれば、練習場所がなくてここで始めたんですよね」
ことり「毎日ここに集まって」
真姫「毎日練習した」
穂乃果「出来ないことをみんなで克服して」
絵里「ふざけたり、笑ったり」
にこ「全部ここだった」
花陽「μ’s」
真姫「でも、この天気だからすぐ消えちゃうわよ?」
穂乃果「それで良いんだよ」
真姫「えっ?」
穂乃果「それで」
μ’s全員「「「「「「「「「ありがとうございました!」」」」」」」」」
今夜のラブライブ!再放送は、卒業式の最終回!
久しぶりに観たけど、やっぱ良い終わり方だな(・∀・)
桜満開の時期に…そして昨今の卒業式が中止や縮小の時勢に見ると、また違う感動が…( ;∀;)
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