渡来さんは本当に立ち位置的には重要人物でした。道具がこんなにも進んでいなければ、22話時期まで元気に生きていたかもしれません。
ちなみにこの浮かんでいるシステムも人類未到産物。超高度AIが本気で準備しているので、装備がほとんど自作のオリジナル装備になっています。
ロボット三原則が非常に難しいのは、たぶん100年経っても同じ。現実化できない理由は技術の進歩や社会の進歩段階で違うのですが、おそらく政治に帰結するような気がします。
「ネクタイをゆるんでいるぞ」は、自分のクビにかかった首輪を忘れるなという意味でもあります。ちなみに、シノハラは正確には海内剛の派閥。「父親に研究者の紹介を頼んだリョウに、父親が紹介したのがシノハラ」なのですから、そういうことです。
会社のルールで押さえつけにいったら、もっと上の会社のルールから押さえつけられるの図。上がしっかり手綱をとるというのは、ひとつのあるべき帰結でもあります。
AIと人間がワンセットとなって高度な仕事をするというのは、実はAIの社会伸張が進んでいる現在、新しい動向として模索されている方向性です。SFで語られてきたコンセプトのひとつが、SFが現実に追いついてきたとき選ばれるというのは、示唆的ではあります。
監視カメラを通して見ているからこそ、《ヒギンズ》コントロールルームを目指して侵攻してきている量産型紅霞が、リョウからはよく見えてしまっています。こうなることまで予測済みです。
《ヒギンズ》ムラを、自分とレイシアと同じ、「超高度AIと人間のチーム」だと言えるのが、アラトの主人公らしさでもあります。実際、ミームフレームが既得権益集団になる前には、そうやって両輪として働いて、AASCはhIEの制御プログラムシェアを世界から奪い取ったのです。
ミームフレーム社やアラトや世界をAIから守ろうとするからこそ、一時はレイシアもろともアラトを殺そうとすらしたリョウだが、やはりアラトの心根の優しさには勝てなかった だからこそ彼はアラトと友達になったわけで
人類との共存のために創り出した《イライザ》が、実験結果を表に出すことすら許されず爆破されたことで、《ヒギンズ》はレイシア級の計画を立て始めました。
どんなに計算精度を上げても、人間の行動が外乱になるため、制御がききません。そして、AASCは人間と外界のインタフェースであるため、そこでできることには限界があります。《ヒギンズ》には、より積極的なユニットを自ら創ることは、人間ふうに言うなら希望でした。
腕をメトーデにもがれ、レイシアの砲撃で胴体を両断されたスノウドロップ、地下施設で部品をかきあつめ、下半身と翼を形成している。ハルピュイアを連想する姿。振る舞いはクラウド上からダウンロードしているのは変わらず。
アラトが最初いや、やめようっての言ったのはどういう意味?壊そうって意味ではないと思うが、使わずに壊しもしないでおこうとした?それだと敵に利用されるから使わないなら壊そうってレイシアは言ってた気がするが
道具を相続するようになったことは、ひとつの人間の目安であるように思います。道具の相続は、道具の抽象的な意味性をきちんと把握していないと、おそらく成り立たないためです。
この作品のテーマ的にクライマックスに会話劇が入るのは必然なんだけど…アニメ演出としてもうちょいなんとかならんかったんかな?回想シーン的にするとか…
22話終了。お付き合いいただきありがとうございました! 物語の核心がどんどん明らかになってゆきますね。TOKYO MXでは明日22:00〜23:00で最終23話、24話放映です。明日もクライマックスによろしくお付き合いください!
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