ノイエのアンネローゼの衣装は割とラフというか、貴族世界ってよりも今の現実世界に近い印象。
ヒルダの衣装もだったし、下級層の民はともかく上の方の衣装は帝国と同盟そんなにに差はないんですよ……的なつもりなんだろうか?
“「ラインハルトさま、お話があります」
好意を感謝しながらも、キルヒアイスは一刻も早く、ことの真偽を確認せずにはいられなかった。”(野望篇第八章第I節)
ラインハルトとキルヒアイスのやり取りを原作から
1.
「ラインハルトさま、お話があります」
好意を感謝しながらも、キルヒアイスは一刻も早く、ことの真偽を確認せずにはいられなかった。
「なんだ?」
「ヴェスターラントでニ〇〇万人の住人が虐殺された件です」
「それがどうした?」
“「事実ですか」
「……そうだ」
いやいやながら、ラインハルトは認めた。昔からアンネローゼとキルヒアイスにだけは、嘘をつけない彼だった。”(野望篇第八章第I節)
…原作とはもうはっきり違いますね。
ラインハルト「いつお前に意見を求めたと聞いてる!」
「お前はおれが求めた時に意見を言えばいい」
ああああ……
ダメ、そんなこというな~~
ガキか!
いや、メンタル的に大人に為りきれなかったガキではあるんだけどーーー
ああ。もう。
“アルコールの力を借りて精神を奮いたたせ、成りあがり者の金髪の孺子を殺して、その頭蓋骨で酒杯をつくってやる、とどなるのだった。”(野望篇第八章第II節)を拾ってくるー。
【DNT】<ブリュンヒルト>:全長1039m、帝国軍ローエングラム艦隊旗艦。純白の塗装と流麗な艦影を持ち、流体金属装甲で表面を覆った最新鋭の第三世代戦艦。帝国暦486年に竣工。アスターテ会戦、アムリッツァ会戦ののち、リップシュタット戦役を総指揮する。
“「(略)組織にナンバー2は必要ありません。無能なら無能なりに、有能なら有能なりに、組織をそこねます。ナンバー1に対する部下の忠誠心は、代替のきくものであってはなりません」”(野望篇第八章第II節)
…正論なんだよな…
“それだけでなく、ファーレンハイトは以前からの不満をまとめてたたきつけたのだ。”(野望篇第八章第II節)
…いいぞいいぞー。ここはほぼ原作どおりの台詞ですね。
ファーレンハイトには「死を恐れぬ臆病者に用はない!」とか言っておきながら、旗艦「アルヴィース」にはフレーゲルを乗せて、自分は出撃しないオットーさん…どこまでも残念な人
【DNT独自】<アルヴィース>:帝国リップシュタット連合軍総旗艦。巨大な装甲を周囲に配し、各所に武装を配置した独特の艦影をもつ、<オストマルク>の同型艦で、黄緑色の塗装が特徴。ブラウンシュヴァイク公の座乗艦であり、のちにフレーゲル男爵が使用する。
【DNT】<バルバロッサ>:全長999m、帝国軍キルヒアイス艦隊旗艦。<ブリュンヒルト>と同じ最新鋭第三世代戦艦で、真紅の艦体色が特徴。艦首流体金属内に大型のビーム砲を有する。リップシュタット戦役では本隊と別働したが、ガイエスブルク要塞戦で本隊に合流、先鋒を務める。
【DNT】<ケーニヒス・ティーゲル(王虎)>:全長1241m、帝国軍黒色槍騎兵艦隊(司令官ビッテンフェルト中将)旗艦。第一世代戦艦の設計を踏襲した第二世代の先行試作艦で、漆黒に塗装され、リップシュタット戦役ではガイエスブルク近傍での戦闘に参加する。
【DNT独自】<ミネルヴァ>:全長1200m、帝国軍メルカッツ艦隊旗艦。方形をした直線的な艦影、重厚な機関部構造を持つ。第二世代戦艦の試作として、第一世代艦の設計を踏襲して建造された第一.五世代戦艦。アスターテ会戦後、リップシュタット戦役では貴族連合軍に参加。
【DNT】<トリスタン>:全長1390m、帝国軍ロイエンタール艦隊旗艦。帝国軍第二世代戦艦の先行試作型。濃い青灰色で塗装され、艦体各所に換装可能な武装ユニットが配されている。リップシュタット戦役ではレンテンベルク要塞攻略ののち、ガイエスブルク要塞戦に参加。
ロイエンタールのフレーゲルに対する表情も、逐一呆れている😅
…こう、イケメンで有能で隙の無い人に、クールな呆れ方をされると、人(男爵と違って普通の人)は余計にダメージを受けるので(笑)、ロイエンタールはこういう処で、無意識にコツコツと敵を作っているんだよな;
「もう、およしなさい」というシューマッハ大佐の言い方、完全に駄々っ子に言うやつ!!この人の煩悶と活躍を見たいので、三期以降もよろしくお願いします🥺✨
“「自由惑星同盟(フリー・プラネッツ)か……」
メルカッツは独語した。その名詞には、意外に新鮮なひびきがあった。考えてみれば、長いこと事実を無視して「叛乱軍」と呼びならわしてきたのだ。”(野望篇第八章第IV節)
…これ好きなとこなんだけど、アニメでは難しいわな。
メルカッツ提督の「自由惑星同盟か」の声色が、今まで真実を見ようとせず叛乱軍と呼びつづけてきた敵をはじめて認識しそう呼んだ清新さを表現していてすばらしい……
シュナイダーさんが居てくれて良かった。あなたが居てくれたから、メルカッツさんはここで生き延びられたし、同盟国でもこれから先長く艦隊を操ることができたし、そのときでさえも敵となった帝国軍は「メルカッツこの野郎」とは暴言を吐かなかった…メルカッツさんは後世に残すべき人
「敵の戦意を根こそぎ打ち枯らすのだ」打ち砕くではなく、”枯らす”な辺り徹底的に相手を打ちのめすラインハルトらしい。砕け散った欠片が再起する可能性さえ潰えさせる様な言い回し。
ここ本当に良いシーンだ。アンスバッハは投獄されたにもかかわらず、主君を安心させようと実に優しい表情で語り掛け、オットーさんも何というかアンスバッハが来てくれて本当に嬉しいという感情がアリアリと出ている。歴代媒体でも最強の「主従愛」
せめて「ヴェスターラント」前だったら、降伏同然の講和か亡命という選択肢もありえたかもしれないが、今となってはそれも無理。仮に亡命に成功したとしても「ヴェスターラント虐殺の戦犯」としてラインハルトは大々的に引き渡し要求を行うことになる。オットーさん、残念な人
ブラウンシュバイク公は金髪の孺子を殺してくれって言うけど、それでアンスバッハがどうなるかとかはちっとも考えてないんだろうなあ。でもアンスバッハにお前も死ねって言ってるつもりは無さそうなのがなんとも…
オットーさんもまさに今まで「名門貴族の当主」という立場から全て行動していた。それがアンスバッハに諭されてようやく、「一個人」の立場に戻ったからこそ、ある意味人間として当然の感情を発露した瞬間といえる。それにしてもこの悲壮なBGM、オットーさんの息遣い、まさに迫真
アンスバッハは、真に旧体制を理解した(物事の根幹が見えている優秀な)忠臣だという事を、強調して見せてくるノイエ。
旧弊で形式的に頑な…というイメージになり易いアンスバッハをブラッシュアップして、最後の”愚かな選択ではない”が故の悲劇性を高めている…んだと思ってる。
“「しかし、もう亡くなっておりますが」
「だからこそだ、言われたとおりにしろ」
准将の返事は異様だった。”(野望篇第八章第V節)
…そうですね、異様ですね…
アンスバッハは確かに有能だけど、貴族社会の中だから際立っている気もする。
もしローエングラム陣営に行ったとしたらどれぐらいの人材になるのかね?無能では無いとは思うけど。
第22話「黄金樹は倒れた」ヴェスターラントの虐殺以降、ブラウンシュバイク公は民衆の心を失う。彼は忠言を聞かず全軍出撃を命じ、壊滅させられ敗走。腹心アンスバッハに、自決を強要され亡くなる。他者の痛みを知ることは無かった。主君に責任を取らせたアンスバッハは真の忠臣と思う。
ブラウンシュバイクは、最後までラインハルトがもたらそうとしている新秩序を理解しなかったなあ。まあ、帝国最大の門閥貴族の当主である身としては、仕方ないのかも知れないけど。
死ぬ直前のブラウンシュバイク公の百面相もすごいけど、アンスバッハもめちゃ表情豊か…。ギリギリ残ってた公に対する期待を、それすら裏切られて失望してる感じ…。でも尽くすんだよねえ…😭😭😭
銀河英雄伝説 Die Neue These
第23話「さらば、遠き日」
ガイエスブルク要塞で行われる戦勝式典会場に入ろうとしたキルヒアイスは、銃を持ち込まないよう注意を受ける。
会場のラインハルトの前に、アンスバッハが現れ…。
Eテレ7(月) 午後10:50
https://t.co/TM1sgBCrAF
【 #ノイエ銀英伝 #虎の巻 】
その㊸「ケルシーのケーキ」
アンネローゼが作るケルシーのケーキってどんなもの🙄❓
【 #ノイエ銀英伝 #虎の巻 】
その㊹「ガイエスブルク要塞」
リップシュタット貴族連合が本拠地にしていたガイエスブルク要塞とは🙄❓
【 スピンオフイラスト 】
第22話「黄金樹は倒れた」
ご視聴ありがとうございました♪
今後放送終了後に
各話スピンイラストを更新!
今回のイラストはコチラ!
次回の放送もお楽しみに♪
この死ぬ寸前のブラウンシュヴァイク公の表情の細かさといったら……映画でも息を詰めて見入らずにはいられなかった
そして死神のように冷ややかなアンスバッハの眼差しよ
自分が生涯をかけて仕えた君主の、最後の最後まで醜悪な有り様に何を思っただろう
命を断とうとしたメルカッツの再起を促したシュナイダーと命を惜しんだブラウンシュバイクの命を奪うことで忠義を果たさんとしたアンスバッハ。
ふたりともいい麾下で諫言も辞さぬのに、こうも道が分かたれるもんだな。
「銀河英雄伝説 Die Neue These」#22-姉上の手紙の忠告。キルヒアイスに感情を顕なラインハルト、亀裂を悟る2人。フレーゲルの無意味な滅びの美学にシューマッハ憐憫の目。メルカッツに亡命の選択肢。アンスバッハは醜態晒す主人の始末に忠義を通す。黄金樹事実上の終焉。
プレーゲル男爵とシューマッハ大佐、メルカッツ提督とシュナイダー中佐、ブラウンシュヴァイク公とアンズバッハ准将、そして…
ノイエ後半の帝国側は、主君と忠臣の関係が掘り下げられてますね…
ヴェスターラントの件を尋ねたとき、ラインハルトの視線がそらされたことと、それにキルヒアイスが肩で反応しているあたりが好きで。何も言わずともわかってしまった…。
コメント
次回で終わりじゃないんじゃ。
もうちょっと続くんじゃよ
後に客員提督としてヤン不在の中で実力を発揮するメルカッツ提督……
因みに切腹の際に背後に立つ武士がいるけど、これは介錯と言って腹斬った直後に直ぐに息の根を止める処置、首を切り落とす為です。腹を裂いた後に喉や心臓を突くのが理想だったが難しくこの様な役目が自然に出来た。ただ実際は切腹を中々しない悪足搔きも多く抑えつけて腹を裂いた事例が多い。毒入りワインによる自殺は貴族社会ならでは……