奇異:今回もよろしく頼むぞすず。今日は外での話だな。しかし改めて見ると本当田舎だな。隣町にちょくちょく出かけるが同じ日本とは思えん。いまだ道路舗装率2割切ってるからな…
すず:良いではないか。すずはこの村、気に入っておるぞ。
奇異太郎:まあ、俺も嫌いじゃないがな。都会人は田舎には何もないというが、探せば色々あるものだ。ほら、さっそく妖怪と遭遇だ。
すず:これはこの村だけじゃろうがの……。…
奇異太郎:なんか妙な鳴き声してるんだが。これ、鳴き声だよな?
すず:うむ。この里では、伸び上がりの鳴き声が聞こえたら秋の到来と言われておる。
奇異太郎:こいつは鈴虫かなんかか。
すず:しかし、奇異太郎も負けず嫌いじゃのう。せっかくすずが忠告してやっておると言うのに。いちいち妖怪を相手にしていてはキリがないぞ?
奇異太郎:何者が来ようとこの奇異太郎、人外に向ける背などなし。俺の背中に一切の逃げ傷なし!…
奇異太郎:なんか、不自然な光線がすずの股ぐらを覆い隠しているのだが。
すず:股ぐら言うでない。ふむ、これは妖怪『光隠し』じゃな!世の助平な男どもの視線から乙女の大事な部分を守るべく出現する。正義のお助け妖怪なのじゃ!
奇異太郎:注意深く観察すれば、見慣れたものにも色々な発見があるものだからな。ほら、見知った道にも壁出現。しかもなんか呻いてる。
すず:注意深くなくてもひと目で分かるわ、壁!てかまた妖怪じゃ!塗り壁じゃ!
奇異太郎:ぬりかべぇ~、とか言わないんだなこいつ。なんかそんな気がしたんだけど。
すず:気のせいじゃろ。壁がしゃべったらおかしいしの。
すず:妖怪も時代によって変わるものじゃ。昔は離れのような、漆喰の壁であったが……前、雪女のやつに蹴られてあっさり穴をあけられての。それからコンクリにレベルアップしたようじゃな。
奇異太郎:ああここ、ムカついてたので話半分しか聞いてなかった。払えばいいってとこだけな。そして炸裂する奇異太郎キック。我ながら見事な体さばきだ。
すず:乱暴にしおってからに。塗り壁も災難じゃったわ
奇異太郎:まあ結果オーライだろ。ちゃんと消えたんだし。俺もスッキリしたし、お前も褒められて一石三丁だ。
すず:奇異太郎もついでにふっとばされておるし!またもやすずの足元につっこんで来よるし!ちっともオーライではないわ!…
奇異太郎:そして妖怪光隠し、再び。これ、本当にBD/DVDで消えるのか?
すず:保障はせぬ。それに、仮に消えたとしても、妖怪『黒塗り』が二重にガードしている可能性もある。そやつは無敵で、消すことはできん。そのときは諦めるのじゃな…
奇異太郎:そしてエンディング。あれ、曲変わってる?
すず:変わっておるの。これもよい曲ではないか。
奇異太郎:そしてやっぱり凍らされる俺。川に落ちて海まで流されるのだろうな。
すず:煩悩も一緒に海の果てまで流してしまうがよい…
奇異太郎:最後に妖怪解説。しかし、ずいぶん早口だよな。
すず:ちゃんと聞こえるじゃろ?ならば問題なかろ。
奇異太郎:お前も妖怪だから、やっぱりかまってほしいのか?
すず:す、すずは別に良いわっ!……たまに、くらいでの。…
~本編終了~
すず:今回もやっぱり奇異太郎は変態じゃったわ!外でも変わりなき変態じゃ!
奇異太郎:失敬な。外ではテンション上がって2割増しくらいだ。さて次の話は……おや、狐の鳴き声がするぞ?
すず:出番が待ちきれぬようじゃの…
奇異太郎くん、すずちゃん、ありがとう!
それでは、原作単行本より、アニメの妖怪解説より詳細な今週の妖怪紹介。
【今週の妖怪その1】
「奇異太郎少年の妖怪絵日記」単行本1巻より引用
伸び上がり-のびあがり-
3話視聴。
おのれ妖怪光渡しめ…!w
小枝で軽くはらうだけでいい塗りかべに対し、粉砕しかねない勢いで足払いをかける奇異太郎は原作でも「容赦ねぇなぁ…」と思ってた(^^;
オリジナルで塗りかべの方にもすずたんのご褒美が追加されててグッド。
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